Q1:
5歳の男の子の母親です。お箸の持ち方や、裾をズボンにしまうことなど教えたいのですが、嫌がってやりません。それでも教えようとすると泣いて抵抗します。教えている方もイライラしますし、家族もそこまでしなくてもと言います。自分で自分のことはできるようになって欲しいとは思いますがうまくいきません。どうしたらいいのでしょうか。
A1:
子どもたちは、ある一定の時期に自分で自分のことをしたがるようになります。でも、その時期は大抵自分ではうまくできない時期であったりします。大人がやった方が早いですから、ついつい手を出してしまいがちです。きっと、このお子さんも「自分で」のサインを出していた時期があったことでしょう。ただ、そのサインが弱くて大人が読み取れなかったかもしれませんし、発達に障害を持つ子どもたちは不器用で、大人の側が待ちきれずに手を出してやってしまったのかもしれません。そのうちに子どもは「やってもらう方が楽」という依存を覚えてしまったのでしょう。やってもらうのが当たり前になっているので、抵抗するのだと思います。
まず、お母さんが「自分でできるようにする」という目標を持って、子どもさんが泣いても毅然とした態度で接することが大切です。子どもにとって「泣く」ことが嫌なことをやらなくて済む「切り札」になっている可能性もあります。泣いても、やらなければいけないことは教えるんだという「決め」が気持ちの中にあれば、それは子どもにも伝わります。1回や2回の取組みでうまくいくわけではないですが、根気よく続けることです。そのうちに、泣いてもダメなんだということを子どもは理解します。
ただ、この時にお母さんが感情的にならないことが大切です。お母さんがすっかり怒ってしまっていると、その雰囲気が家族を不安にさせます。そうなると「そこまでしなくても」と横から口を出したくなります。普段から、家族に理解を求めて話をすることも大切ですね。そして何より、子どものできた姿を存分に褒めることです。子どもも「できた」喜びを味わい、自信を持つことでしょう、ご家族もその姿を見ることできっと理解をしてくださることと思います。あとは【1】自分の身体の動かし方がわからない、【2】介助の仕方が下手で痛いなどもあります。日常的に運動に取り組み、自分の体の動かし方を学ぶ必要があります。
|